萩八景とは

貞享二年、三代藩主毛利吉就公は、お抱えの絵師、歌人、学者に、萩城下で山水画の題材となるような佳景を選定することを命じました。これを受け三人は、萩の情緒ある水辺の風景八ヶ所を名所として選び、その絵を描き、和歌を詠み、漢詩を添えた図巻を制作しました。このとき選ばれたのが『萩八景(八江萩名所)』です。この萩八景のひとつ「鶴江の夕照」は、雁嶋別荘から姥倉運河をはさんだ対岸・鶴江周辺の夕景の美しさを謳っています。夕日に照らされた水面に、小舟が繋がれた入江の集落と鶴江台の影が映じる景色。今も昔も変わらぬ、趣深い風景です。